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XOR開発チームによる「XORの法則」本家のXOR開発チームがゲーム制作中の1985年頃に、XORに関して見つけたという法則を教えていただきました。それを紹介します。
たとえば1面目であれば
移動経路は、必ず「黒白黒白…」となり、その長さがnであるということである。 ここで、移動経路の黒の個数をbb、白の個数をwwとおくと、bb=wwもしくはbb=ww+1であり、かつ、 ある非負整数xおよびyについて bb=b+2x、ww=w+2y-1 が成立する。
この時のXOR坊やの移動経路における黒の個数をbb、白の個数をwwとおくと、 bb≧bおよびww≧w-1より、n=bb+wwに関して、以下が成立する。
1面目はw=23,b=19であるから、45歩を下回らない。したがって、現在の制限歩数45は、 クリアするための歩数の下限であり、これ以下に縮まることはありえない。
「XORの4歩則」に関して、ここでは「XORの開始局面は出発点(白マス)の1ヶ所だけが既に塗られている」という前提で説明されています。だから、黒いマスでは bb=b+2x であるのに対し、白いマスでは ww=w+2y-1 と白マスが既に塗られている分 -1 が付きます。 ちなみに、この等式をもっと親切にクドクドと書き直せば、こうなります。
また、「XORの歩数の下界」についても、case 1) の場合を使ってもっとクドクドと書き直せば、こうなります。
歩数の下界値をLBとすると解となる歩数nは、n=LB+4i (iは整数) という式で表すことが出来ます。 もちろん、LBは数理上の下界値であり、実際の最短経路値ではありません。 また、総ての道が1回の通過で済む順路が存在したときの歩数は、w+b-1 なので、 wまたはbのうち少ない方の地点を、どうしても3回通らなければならない箇所は、
w+bが偶数のとき、abs(w-b)/2 ヵ所
必要ともいえます。この地点を「整合点」と呼ぶことにし、整合点は交差点でなければならない。 ホームページへ戻る 恐怖の1000面パズル「XOR」を解くへ戻る |